1.DXに関するトップメッセージ
【DXに取り組む背景】
株式会社ロジックスサービス(以下、当社)は、これまで構内物流事業、DXサポート(総務経理代行業務、給与計算、バックオフィス、広報)及び・レンタル物置事業などを全国展開してまいりました。昨今のデジタル技術(オンライン会議、OCR、RPA)の進展は、主にアウトソーシングをうけもつ当社にとっては、プラスの側面が大きいと感じております。
しかし、デジタル化しただけではだめ、デジタルを生かして変革し続けなければならない!
なぜならば、スピードがない会社は負けてしまい、逆にスピードがあれば大きい会社にも勝てるからです。今この時期にDXに取り組めば、更にお客様にスピーディに便利で安心な快適なサービスをお届けすることができ、結果として飛躍を遂げることができると思っています。
【社長が目指すビジネスモデル】
お客様のお声を受け止める営業や現場作業部門は、今まで通りアナログで手間をかけてお客様と真摯に向き合います。一方で、これまで当社が手掛けてきたDXサポート事業を支えるバックヤード業務にはデジタルを駆使し、3年前にDX大会を立ち上げて、デジタルツール(ルッカースタジオ)を使って改善した事例の発表会を年2回実施し、一定の効果を上げるまでに発展しています。
この活動によって、生産性は取組前の1.5倍の効果を上げており、今後もさらなるビジネスプロセスの最適化に取り組んでまいります。
また、このDX大会の成功事例を既存顧客にも公開し、デジタル化の取り組みを推進する新事業サービス(オンデマンド事業)として展開します。
しかしながら、当社にはDX専門スタッフおよび、専門部門が存在しておらず今後のDX推進体制が課題となっております。
そのため、わが社の強みである人材育成・採用活動によって必要な体制を構築し、組織全体の変革、意識改革を進め、アナログの良さとデジタルのスピード感を大切にしながら、お客様のご要望におこたえしてまいります。
2. 成長マトリクス
当社の成長マトリクスは以下の通りです。
第一に、①現在の事業をDX大会でデジタルやデータを利用し改善していきます。
次に、②改善されたサービスを新市場に広げていきます。
さらに、③現在のお客様に対してDX大会を公開し、DXを推進するサービスにつなげるオンデマンド事業を展開します。
最後に、④改善されたオンデマンド事業を新規のお客様に対して展開していきます。
3.経営理念・経営ビジョン
【経営理念】
私たちはお客様によろこばれる
仕事を通じて社会に貢献し、
あわせて、全員が成長する経営を行います。
【経営ビジョン】
当社はルールを徹底し、PDCAをまわし、コミュニケーションを促進することにより、いつでもお客様のために思考し実行できる社員を育成します。また、デジタル技術を駆使することによって、迅速さ、正確さ、細やかさ、柔軟さを圧倒的に向上させ、お客様には主力業務に集中していただける環境を提供できるようになりたいと考えています。
そして、DXサポート業界で最も迅速で、正確、安全かつ柔軟に対応できる企業になります。
これらの能力をもった若い人が希望をもって活躍できる場を提供し、東北でも輝き、この会社に入りたいと思ってもらえる元気な会社であることを目指してまいります。
4.DX戦略
DX推進ステップ
経営ビジョンの達成のために、これまで展開してきた構内物流事業、DXサポート事業及びレンタル物置事業のサービス内容及び業務プロセスをDX大会で改善し、その改善事例を公開し、DXを推進する新事業サービス(オンデマンド事業)を5年後までに展開します。
そのために、下記のようなステップで、デジタル化やデータ活用、社内変革を推進し、毎年売上の1%をDX推進のために投資します。
社内DX戦略
経営ビジョンの達成のために、DXサポート業界で最も高い生産性および品質のサービスを
提供する会社になります。
そのため以下のDX推進に取り組みます。
戦略①迅速:DXサポート受託によって得られた顧客ビジネスプロセスのデータ分析による作業の無駄取り
戦略②正確:デジタルツールでプログラムミスの確認、AIによる納品前検査
戦略③安全:情報共有・環境整備・アンチウィルスの強化・人材のセキュリティ育成
戦略④柔軟:DXサポートの受託作業時間やクレーム数の分析により個人スキルを明確にし、Wキャストにて一人ひとりの能力を向上
5.体制・人材育成
当社にDX推進委員会を設置し、DX実務執行総括責任者(社長)を中心としてDX専任担当者を配置し、各部門長を構成員としてDXを推進します。定着した後は、専任担当者から各担当部署に横展開し、デジタル技術を使ったお客様への素早く安心で安全で快適なサービス提供及びデジタル人材の育成及び資産管理を実施します。
6.デジタル技術、環境整備
当社は、DX推進のために下表のデジタル技術の導入や環境整備に取り組みます。
7.数値目標(KPI)
当社は、DX推進の達成状況を測る指標として下記を定めます。
毎年年2回(4月、10月)に実行計画アセスメントを行ったうえで、その結果を反映し各チームで実行計画を見直し、月1回評価を行いながら実行計画目標を達成するように工夫していきます。